警察による拷問死を追う弁護士の狂気への変貌を橋本忍が見せる!――春日太一の木曜邦画劇場

1968年(100分)/東宝/2750円(税込)  いよいよ来る十一月二十七日、脚本家・橋本忍の生涯を追った評伝が発売になる。  そんなタイミングで、東宝が期せずして小林桂樹主演映画を立て続けにDVD化、その中には橋本忍脚本作品が二本あった。一つは、本連載でも何度か紹介したミステリーの傑作『白と黒』である。  そしてもう一本が、今回取り上げる『首』だ。  戦時中に実際に起きた事件を元に、主人公の

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