強烈な個性で人々を魅了する魯山人が愛した八勝館

(HASSHOUKAN)写真を拡大  昭和の初め、首相官邸に隣接する赤坂で、ある料亭が帝都の貴顕たちを騒がせていた。2000坪を超える敷地に多数の客間や茶室を備え、料理人だけで三十余名が働くこの「星岡茶寮」を率いたのは、かの北大路魯山人。書家、陶芸家にして希代の料理人、まさに異能の男であった。 写真を拡大  不幸な生い立ちから養家をたらい回しにされた魯山人は、京都の木版師のもとで「書」に

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