シベリア抑留から生還、記憶つないだ戦争語り部の実業家97歳で死去 飢え、凍傷、戦友の死…孫らが映像に記録

第2次世界大戦後のシベリア抑留から生還し、戦争体験の語り部として活動した兵庫県豊岡市の実業家、与田治郎右衛門さんが8月上旬、97歳で亡くなった。多くの戦友の死に接し、自らも3度、死線を越えた。長く体験を公にせずにいたが、孫2人の「経験を記録として残したい」との熱意に押されて語るようになった。生涯現役を貫き、住宅設備業と不動産業で地域を支えつつ、戦地での出来事を伝え続けた。(阿部江利) 与田治郎

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