頭の傷痕が裏付ける証言 記者がたどり着いた「集団自決」の史実 2023/9/6 父親に棒で殴られた傷痕が今も生々しく残る小嶺達雄さん。「思い出したくない。でも、忘れず伝えていかねばならない」=沖縄県名護市で2023年4月18日午後4時21分、喜屋武真之介撮影 今年度の新聞協会賞に選ばれた「伝えていかねば」は、太平洋戦争末期の沖縄であった、いわゆる「集団自決」の埋もれていた史実に光を当てた写真報道だ。西部本社編集局写真部兼那覇支局の喜屋武真之介記者(38)は、沖縄本島の西方