江戸川乱歩賞受賞・三上幸四郎氏「外的要因から羽ばたくことができなかった人達の生き様や儘ならなさを描きたかった」

三上幸四郎氏が新作について語る 「昨年の荒木あかねさんが江戸川乱歩賞史上最年少の受賞者なら、こっちは史上最年少の探偵でいこう、というのは冗談ですけど(笑)。たぶん私はこの今や地元ですら忘れられつつある母娘の存在や、人生の無常さを描きたかったんです」  鳥取県気高郡で村一番の運送屋を生家に持ち、山陰初の女性新聞記者から作家に転じた大正期のいわゆる〈新しい女〉、田中古代子と、わずか5歳で詩作を始めた娘

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