東北出身の直木賞作家・恩田陸さん「いつも深く考えず(着地点を)決めないで書き始めるんです」…「鈍色幻視行」「夜果つるところ」を刊行…頑張る東北人

東北出身の直木賞作家、恩田陸さん(58)がこのほど、豪華客船という「密室」を舞台にしたミステリー長編「鈍色幻視行」と、その作品内に登場する小説「夜果つるところ」(ともに集英社)を刊行した。作品が生まれた背景と東北への思いを聞いた。  文芸誌「すばる」で15年の連載期間を経て単行本化された「鈍色幻視行」は、掛け値なしの傑作だ。ある謎を追う小説家の「蕗谷梢」が、その関係者が集う豪華客船のクルーズに夫と

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