「国立劇場の稽古を抜け出し、気付いたら屋上で『楯の会』80人のパレードを…」三島由紀夫“未完の遺作”に寄り添った担当者が初証言

元国立劇場理事・日本芸術文化振興会顧問の織田紘二氏による「初公開 三島由紀夫『未完の遺作』」(「文藝春秋」2023年9月号)の一部を転載します。(取材・構成 樋渡優子) 【写真】この記事の写真を見る(5枚) ◆◆◆  今日、皆さんにお目にかけるのは、三島先生が最晩年に手掛けた『椿説弓張月(ちんせつゆみはりづき)』の脚本です。歌舞伎は1969(昭44)年11月、国立劇場で上演されましたが、(人形浄

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE