歌手・山川豊「半農半漁で一家支えた海女の母の姿が今も残る」 2016/7/21 母・はる枝さんと山川豊「孝行のしたい時分に親はなし」といった言葉があるが、子にとって母の愛のありがたみは、失ってみて初めて気づくことが多いだろう。「瞼の母」の思い出を、歌手の山川豊(57)が語る。 * * * 父は漁師、母は海女。三重県鳥羽市の海沿いの小さな港町で生まれ育った。道路が通じておらず、移動手段は1日3便の巡航船。雑貨店があっても、海が荒れると食べ物も届かない辺鄙な場所です。 半農...