宮藤官九郎が語る、石巻を訪れて感じたこと「節目で思い出すものでなく“忘れないこと”」 2023/8/7 自分を突き動かした作品との出会い 山本周五郎による名作小説『季節のない街』が、宮藤官九郎さんの企画・監督・脚本によってドラマ化された。本作は、物語の舞台となる「街」を、12年前に起きた“ナニ”の災害を経て建てられた仮設住宅のある「街」へ置き換え、60年前の原作を現代の物語として落とし込み、再構築した。 宮藤さんと『季節のない街』との出会いは遡ること約30年前。まだ何者でもなかった20歳の頃、黒