10万枚の壁紙・育んだ感性 生み出す「気持ちの良い染め物」

代々伝わる型紙（手前もそのうちの一枚）を使って染色作業をするケイコロールの山元桂子さん＝京都市中京区で2023年6月24日、山崎一輝撮影 　魚や花などの柄が鮮やかな色をまとって生地の上で躍る。京都市内でただ一軒残る舞台衣装専門の染工場から生まれた染め物ブランド「ケイコロール」。脈々と受け継がれた約10万枚に及ぶ型紙と代表の山元桂子さん（40）の感性が唯一無二の世界観を織りなしている。【10万枚の