「今を生きていく」 津波で父妹失った女性、2人の分まで幸せに

地区の慰霊碑を訪れた大須田由美子さん。毎年、ここで父と妹の名前を見つめた後、空を見上げるという=北海道奥尻町で2023年7月12日午後2時15分、貝塚太一撮影  あの日の夜、目にした海は穏やかで、海面は鏡のようだった。あれから30年たった12日、大須田(旧姓・野呂)由美子さんはまたその海を見つめていた。静かな海は一変し、父と幼い妹の命が津波によって奪われた。当時中学3年、今は父と同じ44歳になっ

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