【ぎふ魚食の風景】光と音で若鮎狙う「中猟(ちゅうろう)網漁」

船べりに据えたLED(発光ダイオード)の強烈な光が、増水した川の底までくっきりと照らし出す。「カッカッカッ」。竹竿(ざお)を突き音を響かせると、若鮎が矢のように水中を走った。「鮎は地べたを動く『沈み魚』。それが強い光やと浮くんや」6月の岐阜市の長良川。梅雨入りで高い水位が続く。そんな漁ができないような水かさでも漁獲が狙える漁法がある。安藤淳二さん(82)=岐阜市=が三男の尚三さん(49)と手がける

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