療養所に母のおもかげを追って 「神様の贈りもの」との日々

教会(後方)に供える野花を摘む米塚雉杜子さん=群馬県草津町の栗生楽泉園で2023年6月4日午前8時50分、萩尾信也撮影  雨が上がり、澄んだ青空が広がった6月4日の日曜、群馬県・草津高原。松とクマザサが連なる森に囲まれた国立ハンセン病療養所「栗生楽泉園」の敷地に、入所者の米塚雉杜子(ちずこ)さん(88)の姿があった。彼岸に渡った先輩へ、友へ 生と死に想いを 後遺症で不自由な手にはさみを握り、土手

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