【大島幸久の伝統芸能】片岡仁左衛門は減量で20歳は若返った

◆歌舞伎座「六月大歌舞伎」(25日・千秋楽)  片岡仁左衛門が夜の部で三大義太夫狂言の一つ、「義経千本桜」・木の実、すし屋の場で主人公いがみの権太を5年ぶりに演じている。いやあ、何が驚いたって、その“若々しさ”。79歳の名優に若いとは例え違いかもしれない。でもお若い、元気いっぱいだ。  権太とは関西でいたずらっ子、腕白(わんぱく)者。すっきりと苦み走った仕立ての江戸型に対し上方系は田舎のごろつきで

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