僧侶の読経中なのに…「神戸ジャズ界の父」が見せたちゃめっ気 生来の明るさ、震災でも失われず

■人と街を愛し、愛された 震災後によく演奏した「サテンドール神戸」最後のライブに出演した小曽根実さん(手前)。左は次男の啓さん=2016年7月、神戸市中央区  ポク、ポク、ポク、ポク…。木魚を打ちながら僧侶が読経する。背後に座る世界的ピアニスト小曽根真(62)がそのリズムに調子を合わせ、そっとスイングを始める。だが、そこは厳かな法要の席だ。サックス奏者の弟・啓(59)=神戸市=が兄をいさめよ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE