津村記久子氏『水車小屋のネネ』は「無理のない親切を、みんなでする話にしたかった」

津村記久子氏が新作について語る  主人公は、短大の入学金30万円が未納だとの連絡を突然受け、母親がその金を婚約者の事業資金に回してしまったことを知る18歳の〈理佐〉と、8歳の妹〈律〉。進学を断念せざるを得なくなった理佐は、その婚約者が夜中に律を家から閉め出していた事実に怒り、独立を決意。律と〈振り子電車〉の特急に乗り込み、求人票に〈鳥の世話じゃっかん〉とあった山間の蕎麦屋をめざすのである──。  

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