ふ化させた「宇宙メダカ」数十万匹以上、子孫は今や43代目 育て続けて30年、泳ぐ姿に「いとおしい」
■宇宙メダカ研究会関西支部長・中野堅三さん
中野堅三さん
自宅の庭に並ぶ無数の水槽で、体長2、3センチメートルの「宇宙メダカ」の子孫がすいすいと泳ぐ。「元気か。大きくなったね」。一匹一匹を柔らかなまなざしで見詰めながら優しく語りかけるのが日課だ。
1994年に宇宙メダカの飼育を始めた。当時、宇宙や科学に親しむ「日本宇宙少年団六甲分団」に小学3年だった次男が所属しており、同分団が宇宙メダカ