[映画評]「ロストケア」…連続殺人事件と高齢化社会・日本に開いた「穴」

葉真中顕のミステリー小説「ロスト・ケア」を基に、前田哲監督が撮った本作は、誰にとってもひとごととは言えない重い問いをはらんだ映画だ。介護の仕事に携わりながら40人以上を殺した男(松山ケンイチ)と、彼を追及する検察官(長澤まさみ)のドラマを通して、高齢化社会・日本を生きる葛藤に果敢に手を伸ばす。(編集委員 恩田泰子) 斯波(松山ケンイチ)=(C)2023「ロストケア」製作委員会  松山が演じる

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