【「ハンサン 龍の出現」評論】これぞ“海上のマッド・マックス”、国の命運を分けた壮絶バトル
1592年4月、豊臣秀吉の命を受けて朝鮮半島に上陸したピョン・ヨハンが演じる脇坂安治は、僅か2000人の兵を率いて50000人の敵軍を壊滅させる。劣勢が続く朝鮮側では、李舜臣(イ・スンシン)が率いる水軍だけが堅実に勝利を重ね孤軍奮闘していた。功を急ぐ脇坂は、龍の如き船(亀船)が現れ日本船に襲いかかったと報告を受けるが、恐れは伝染すると生還者たちの惨殺を命じる。
「ハンサン 龍の出現」は、秀吉が仕