家族の元へ「千里還る」木像に込めた願い…「震災風化させない」殉職警官の父、警部補と共作

東日本大震災で警察官の息子を亡くした宮城県角田市の木工職人・佐藤宗男さん(73)が今月、警察官の無事を祈って彫った虎の木像を同県警察学校に寄贈した。ともに制作したのは、同県警警部補の小野竜太さん(41)。偶然が重なって知り合い、意気投合した「相棒」に、佐藤さんは息子の面影を重ね合わせる。(後藤陵平)  佐藤さんの長男、宗晴(ときはる)さん(当時32歳、殉職後2階級特進して警部補)は、震災が起きた2

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