「私が娘を殺したんだ…」母親と、僕の後悔。東京大空襲で2人の妹を失った朝鮮人一家の、知られざる被害

「お前の顔が見たくない」。ほんの軽い気持ちで妹に投げかけた、照れ隠しの言葉。それが最期になるとは、思っていなかった。僕は後悔し続けてきた。78年ものあいだ。----1945年3月10日、東京の下町を襲った「東京大空襲」。アメリカ軍は、約1700トンともいわれる焼夷弾を投下。あたりは火の海と化した。死者10万人以上。そのなかで、当時「日本人」として生きていた朝鮮の人たちの被害があったことは、あまり知

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