【#1】しじゅうのてならい/松尾諭 2023/2/10 二冊目となる小説の執筆が終わり、脳味噌が出涸らしのようになってしまったところに連載の話をいただいた。書くことなんて思いつかないし、そもそも文章を書く気にもならない、という気持ちでいっぱいだったが、ここで歩みを止めてしまう事は、中年に差し掛かっても尚成長したいと思う欲求に反することなのである。じゃあ引き受けてみようかと重い腰を上げてはみたが「題材はご自由に」と言われると何を書いて良いのかを考えねばな