相手を想うあまりについた悲しい「嘘」とは――。霊感体質の少年と幽霊の少女による切ないラブストーリー

昔から恋愛と怪談は縁が深い。片思いを募らせて生霊となって相手の枕元に立ったり、幽霊となって恋女房の元に帰ったり、あるいは捨てられた恋人を恨んで怨霊となったり、恋愛の絡む怪奇譚は枚挙に暇がない。  今回紹介する『きみがすべてを忘れる前に』(喜多南/宝島社)も恋愛と幽霊の物語だ。霊感体質の男子高校生と幽霊の美少女のピュアで切ない学園青春ラブストーリーである。  ある日の放課後、男子高校生・結城クロは、

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