78歳「究極の遊び」 あの作家から拝した名とともに 川越藩火縄銃鉄砲隊保存会代表・寺田図書助勝廣さん
自作したよろいかぶとの前で火縄銃を持つ寺田図書助勝廣さん=埼玉県川越市内の自宅
多い時は年間二十数回、各地でよろいかぶとをまとった武者行列と火縄銃の演武を行う。「真剣でなければ、本当の遊びではない。自分で考えて作り、使う究極の遊びだから楽しい」。日焼けした面に、白い眉毛と口ひげ、白髪頭。江戸時代の武士を思わせる精悍(せいかん)な顔がほころぶ。
寺田図書助(ずしょのすけ)勝廣さん(78)は197