GL漫画の名手・シギサワカヤの魅力 痛くてほろ苦い描写に抜け出せなくなる高い中毒性

シギサワカヤのGL(ガールズ・ラブ)を初めて読んだときの衝撃は、ボディブローを食らったように今でもよく覚えている。   年に3回発行さるマンガ誌『楽園 Le Paradis』(白泉社)第4号に登場した短編GL「エンディング」だった(その後コミックス『誰にも言えない』に収録される)。「エンディング」は一組のカップルの別離を仔細に描き出した短編だ。その描写の緻密さに私は感嘆のため息と、「エンディング」

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