三山ひろし、人前で自己紹介もできなかった男を変えた恩師の存在／芸能ショナイ業務話

どんな世界でも地道な下積みというのは大事なものだ。たとえば、うなぎの蒲焼きの調理技術の習得には「串打ち３年、割き５年、焼き一生」などといわれる。演歌歌手の世界も同じで、長く先輩歌手や作曲家の付き人や弟子を経験してようやく花咲く歌手も多い。 　けん玉ですっかりおなじみになった演歌歌手、三山ひろし（３６）もその一人。２５歳のときに故郷・高知県から上京し、北島三郎（８０）のいとこにあたる演歌歌手、松前ひ