「突然膵臓がんと診断され、そのとき既にステージは4bだった」今は亡き作家による“最後の日記”

『無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記』(山本文緒 著)新潮社  山本文緒さんが亡くなって1年余りが経つ。家族とごく親しい人たち以外には伝えられていなかったという病については私ももちろん知らず、突然の訃報にただ呆然とした。  文緒さんが亡くなるちょうど1週間前、私は入院中のベッドで『再婚生活』を読み返していた。「私のうつ闘病日記」とサブタイトルのついたその本には、仕事も私生活も順調だった

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