貸本マンガから発掘! 異形の者の輝かしい力と深い悲しみ 川島のりかず『フランケンシュタインの男』|マンガ停留所

川勝徳重は、現代日本で最も特異な才能をもったマンガ家のひとりです。   すでに本コーナーでも、『電話・睡眠・音楽』と『アントロポセンの犬泥棒』を取りあげて、そこに貸本マンガや雑誌「ガロ」の深い影響が感じられること、上田秋成や藤枝静男など日本幻想文学の血が色濃く流れこんでいること、にもかかわらず、よるべなき現代日本を生きる人間の孤独な矜持(きょうじ)が反映していることなどを指摘しました。 一方、川勝

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