湿地帯で発見された青年の死体。犯人は、6歳で家族に見捨てられた「湿地の少女」…全世界1500万部突破! 映画公開中の『ザリガニの鳴くところ』

『ザリガニの鳴くところ』(ディーリア・オーエンズ:著、友廣純:訳/早川書房)  湿地と沼地とは違う。沼地の水は暗く淀み、外界とは断絶し死に満ちている。しかし湿地は川の流れで外の世界と繋がり、生き物たちが暮らし、たくさんの命がめぐり続ける。湿地とは生命が輝く場所なのである。  1969年、ノースカロライナの湿地帯でひとりの青年の死体が発見される。容疑者として名が挙がったのは「湿地の女」と呼ばれる、6

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