「助けて」と言えない人もいる。渋谷ホームレス殴死の背景を追う。コロナ禍の「社会的孤立」と自己責任の弊害
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2020年11月、渋谷区・幡ヶ谷のバス停で寝泊まりするホームレスの女性が、近くに住む男に頭を殴られて死亡した。亡くなった女性は大林三佐子さん(当時64歳)。コロナ禍で仕事と住まいを失い、運行を終えた後の深夜のバス停で、ひっそりと夜を明かしていた。
「彼女は私だ」ーー。事件後には追悼集会やSNS