山あいに暖かな光、再び 球磨川とともに生きる旅館 2022/10/8 山あいの暗がりに温かく照らし出された木造の「鶴之湯旅館」。九州豪雨で濁流にのみ込まれたが、4代目の土山大典さんが修復を経て一人で宿泊客を迎えている=熊本県八代市で2022年9月22日、津村豊和撮影 山あいの暗がりに柔らかな暖色の光が浮かび上がる。熊本県八代市の球磨(くま)川に面して建つ「鶴之湯旅館」。昭和の雰囲気を残す築68年、木造3階建ての建物はかつて漕艇(そうてい)の合宿などでにぎわった。