衰退の花柳界、客足戻らずとも…瞳に宿る覚悟 有馬温泉に15年ぶり10代芸妓

透き通った瞳。奥から放たれる視線の先には長年抱いてきた夢があった。 先端が細い「笹眉」を塗るなど伝統の化粧を自ら行うさくらさん。優美な表情から心根の強さも伝わってくる=神戸市北区有馬町  兵庫県内で唯一、芸妓文化が残る有馬温泉で10代女性がおよそ15年ぶりに「入門」した。和歌山県出身のさくらさん(19)。凜とした表情で立ち、指や足の先まで神経を集中し演舞する。「いつも緊張するけれど、多くの人

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