【小説】「昨日の夜は…」「…素敵でしたよ」誰なんだこの女性

不思議な夢 とにかく面倒臭いことは忘れて食欲のままに食べ漁った。 一通り食べて、博樹はようやく落ち着きを取り戻した。 「あの……ところでさあ……」 「はい」 「ここに君がいるってことはさあ」 「はい」 「昨日の……」 「はい」 噛み合っているのかいないのか分からないやり取りが続いた。 「いや……」 「何ですか?」 「オッホン! 昨日の夜は……その……」 「フフフ……素敵でしたよ」 啜っていたお茶で

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