伊藤健太郎と堕ちていく主人公が重なる…文学的映画が本格復帰にふさわし過ぎる理由

状況に流されていく青年を描いた現代劇。阪本順治監督の「冬薔薇」は伊藤健太郎の本格復帰作であり、それにふさわし過ぎる内容だった。 ©2022「冬薔薇(ふゆそうび)」FILM PARTNERS ◆どん詰まりになって堕ちていく主人公 舞台は横須賀。主人公・渡口淳(伊藤)の父・義一(小林薫)はガット船の船長として働いている。ガット船とは土砂や砂利(じゃり)などの工事用資材を運搬する船。高度成長期から

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