ユーモアと哀愁で、生きる勇気を与えてくれる エイドリアン・トミネ『長距離漫画家の孤独』|マンガ停留所
今回ご紹介するのは、アメリカのマンガ家、エイドリアン・トミネの作品です。
「トミネ」という聞きなれない姓は、このマンガ家が日系4世のアメリカ人だからです。曾祖父の姓は「富根」とでも書いたのかもしれません。
私がこのマンガ家を知ったのは、2017年に出た日本語訳の『キリング・アンド・ダイング』という短編集によってです。
アメリカでは普通、マンガのことを「コミック・ストリップ」とか「コミック」とい