食べることの幸せを描く、ポスト『孤独のグルメ』 あみだむく『めしぬま。』 2017/1/7 『めしぬま。(1)』(徳間書店) 名作『孤独のグルメ』(扶桑社)が、短命雑誌「月刊PANJA」で連載されていたのは、1994年から1996年にかけて。そろそろ、日本社会が「なにかヤバいことになっている」という雰囲気はあるものの、まだまだバブルの余韻が消えてはいなかった。 それゆえにか『孤独のグルメ』は、誰も注目してなどいないマンガであった。そんな作品が、今や名作として多くの支持を集めているのだ