手彫りで伝える思い、今も 印章職人・武井良雄さん〈小田原市・箱根町・湯河原町・真鶴町〉

かつて戦国時代に小田原を治めた北条氏が全国に広げたという印の文化。そのお膝元、小田原市栄町で50年以上にわたり手彫りの印章を作り続けている武井良雄さん(68)が、2022年春の「黄綬褒章」を受賞した。模範となるような技術や事績を有する人に授与されるもので、「これまで指導してくれた師匠や仲間に感謝を伝えたい」と喜びを表現する。デジタル化で印章文化が衰退しつつある中で、「印を押すことで伝えられる意思は

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