【小説】敗戦から五日後…三好勢と畠山勢の戦いの行方

【前回の記事を読む】【小説】突然の凶報に動揺する中、向けられたのは疑念の眼差し 永禄五年(西暦一五六二年) 久米田の敗戦から五日後、義長様を総大将に儂ら三好勢は勝龍寺城を立ち、飯盛城の北二里、淀川を隔てた摂津の鳥養に布陣した。 「今村慶満様、ご着陣」 慶満率いる細川氏綱様御家来衆が参陣した。 「吉成信長様、ご着陣」 実休の遺臣吉成信長が散り散りになっていた遺臣らを糾合して参陣した。 「松山重治様、

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