横尾忠則さん85歳の新境地 衰えさえも味方に画風開拓 新作を関西初公開

御年85歳の新境地だ。兵庫県西脇市出身の美術家、横尾忠則さんは「絵を描くのに飽きた」と言いつつ、コロナ禍でアトリエにこもり、創作の勢いが加速した。神戸市灘区の横尾忠則現代美術館での展覧会は、新作を関西では初公開している。長年、絵画の可能性を追い求めた試みを礎に、身体の衰えさえも味方に変えた。開拓した画風を「朦朧(もうろう)体」と呼ぶ。軽やかで、自由奔放に。画面からエネルギーがほとばしる。(小林伸哉

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