木村拓哉は木村拓哉をやめるわけにはいかないーー役者として無限の可能性を示した『無限の住人』

 もうすぐ1年になる。そのグループの解散がスクープされ、この国を衝撃が縦断したとき、木村拓哉は1本の映画を撮影していた。スケジュール的には最終盤。新聞報道と、その翌週のテレビ生放送メッセージのあいだの数日でクランクアップを迎えた。まさに怒涛の時期だが、撮影中の彼は終始リラックスしており、キャストとはもちろん、スタッフとの和やかかつカジュアルなコミュニケーションを育んでいたのが印象的だ。わたしはオフ

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