墾田永年私財法から、応仁の乱まで…日本社会に大きな影響を与えた「荘園制の歴史」

『荘園 墾田永年私財法から応仁の乱まで』(伊藤俊一 著)中公新書  奈良時代の墾田永年私財法発布から数えるとおよそ750年。平安時代後期に始まった中世荘園制の成立から数えても400年。荘園は長く存続し、日本社会に大きな影響を与えた。本書はそんな巨大なトピックの通史を描いた新書だ。気候変動研究の成果など最新の知見を活かし、テーマを現代的に刷新してもいる。 「予想していた以上にスケールの大きな内容で

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