がん薬物治療のパイオニアだった木村禧代二先生との思い出【がんと向き合い生きていく】 2022/3/16 佐々木常雄氏(C)日刊ゲンダイ 【がんと向き合い生きていく】第253回 木村禧代二先生(1919~95年)は、白血病の治療のみならず、がん薬物治療の日本のパイオニアであり、中心人物として活躍されました。 1972年、私は青森県立中央病院の内科に1年半勤務し、国立がんセンター(現在の国立がん研究センター)内科4期生レジデントに応募しました。面接官のひとりだった木村先生は弘前高校の出身で、そんな郷