本谷有希子が焦燥感の塊だった20代から「今の自分が一番“楽”」と言えるようになるまで 2022/3/15 劇作家・小説家 本谷有希子【つくって壊して見つけた“私”】前編「今の私が一番好きかは分からない……」。劇作家で小説家の本谷有希子さんは、少し困ったようにそう言う。自意識にがんじがらめになっていた20代、型を求め、そしてようやく見つけた型からあえて離れて、本谷さんがたどり着いた「自分」とは。コンプレックス、自分の歪(いびつ)さとの共存からどんな世界が広がるのか。本谷さんが現在の“楽な自分”を見つける