北海道東部の“地図にない集落”で見つかったのは…「水銀を飲む謎の一族」に生まれた青年の生涯を描く大河小説

『竜血の山』(岩井圭也 著)中央公論新社  昭和13年、北海道東部の辺気沼(へんけとう)で、巨大な水銀鉱床と、地図にない集落が見つかった。そこには、水銀を飲む謎の一族がいた――。 【写真】この記事の写真を見る(2枚)  作家の岩井圭也さんの最新作『竜血の山』は、水銀に魅せられ、縛られた青年・アシヤの生涯を描く大河小説だ。 「理系で元素の周期表を眺めるのが好きだった私にとって、猛毒で、常温で液体の

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