「イタい」けれど、いとおしい人々 劇団きらら「はたらいたさるの話」

まあ、いろいろあるやろうけど、生きていきましょうよ。ほら、温かいうどんでも食べんね-。物語がそんな言葉を掛けてくれたような気がして、劇場からの帰り道が心地よかった。旗揚げから30年を超え、熊本を拠点に九州の演劇を引っ張ってきた劇団きららの新作「はたらいたさるの話」(11日=福岡市・ゆめアール大橋)は普通であることを目指す人々の群像劇だ。 勤め先で暴れてクビになった中年女・エリカは、うどん自動販売機

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