「飢えと寒さが身を攻める」シベリア抑留、過酷な体験をCDに 兵庫・高砂の音楽家が自作曲収録
終戦後に約4年間、シベリアに抑留された音楽家、田中唯介(ゆいすけ)さん(96)=兵庫県高砂市=が、自作の2曲を収めたCDを自主制作した。歌は、NHK紅白歌合戦に出場経験のある演歌歌手、岩本公水(くみ)さんが担当。澄んだ歌声で、飢えや寒さに耐え、戦友を失ったことなど、田中さんが体験した過酷な日々を歌っている。(斉藤正志)
CDを自主制作した田中唯介さん。シベリア抑留体験を歌った曲を収めた=神戸新