週刊こむぎ (60) ひとも こむぎも あるがままが一番 2016/12/28 今年も1年、季節が巡りました。 「週刊こむぎ」も今年最後の更新となりますので、 1年間の季節の移ろいに関する禅の言葉を紹介して、締めくくろうと思います。 日本で曹洞宗を開いた道元禅師が詠んだ和歌に、 こんなものがあります。 『春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて すずしかりけり』 うつろいつづける四季にのせて、 ありのままの景色の美しさを詠んだ歌で、 「真実は常に目の前に広がる景色としてそこに