80年以上前に写真が一般化した今を予言した写真家がいた。写真の歴史をたどる『教養としての写真全史』
鳥原学さんの著書『教養としての写真全史』が発売された。 目の前にある風景を、レンズを通して1枚の紙に定着させる。そうして始まった写真は、その後、多様な広がりを持つ表現手段として発展した。記録、報道、コミュニケーション、芸術など。本書では枝葉に分かれた一つ一つの流れを追い、代表作を交えながら歴史をたどる。 1935年、安井仲治は100年後の写真として、写真が一般化した現代を予想していたそうだ。