石原慎太郎さん 素顔と作品から浮かぶ分け隔てのない実像

いつ行っても怒られた。 石原慎太郎さん  東京・田園調布の大邸宅。20年以上前の若手記者時代、慎太郎さんの家に向かうのは決まって、問題発言があった時か、親交ある人が亡くなった時。突然の取材だからアポなしでインターホンを押すと、黙って切られるか「忙しいんだ。バカヤロー」と怒鳴られるだけ。でも、空振りで帰ったことは一度もない。必ず答えてくれる、新聞記者にとってありがたい人だった。  例えば97年

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