好楽、小朝、木久扇…活字の世界も乙なもの 2022/1/26 【佐藤雅昭の芸能楽書き帳】落語家の著書を立て続けに読んでいる。日本テレビの長寿番組「笑点」でもおなじみ、三遊亭好楽(75)の「志ん朝、円楽、談志……いまだから語りたい昭和の落語家 楽屋話 好楽が見た名人たちの素顔」(河出書房新社)がそのうちの1冊。 「菊池寛が落語になる日」 最初の師匠、八代目林家正蔵(のちの彦六)に入門してからの日々が興味深くつづられ、ほとんどが酒でのしくじりによる23回